デザイン・ゲートウェイの超低遅延ネットワークIPコアを、AMD Xilinxのハイレベル合成フレームワークと組み合わせ、トレーディング・アルゴリズムをFPGAアクセラレータに実装し、タイ証券取引所(SET)で超高速取引を実証・運用を開始しました。これにより取引レイテンシは従来のシステムのミリ秒レベルから、マイクロ～ナノ秒レベルへと飛躍的に改善されました。デザイン・ゲートウェイの超遅延ネットワークIPコア・ソリューションは、秒を争う証券取引での優位性を確実にするために必要なスピードとパフォーマンスをタイの株式市場に提供します。

東南アジア最大級の証券取引所であるタイ証券取引所(SET)は、2023年5月からマーケット・データをNASDAQベースの ITCHプロトコルに、注文エントリーをOUCHプロトコルに変更しました。ITCHおよびOUCHプロトコルは、FPGAによるアクセラレーションと低レイテンシー処理に適しており、NASDAQでは長年の実績があります。現在タイ証券取引所の高頻度取引量は10％程度で、低遅延取引に必要なインフラの導入と提供が始まったばかりであるため、今後高頻度取引市場の拡大および低遅延取引の重要性高まることが予想されています。

デザイン・ゲートウェイの超低遅延ネットワークIPコア・シリーズは、超低遅延要件向けに最適化され設計されています。TCP/UDPオフロード・エンジンとEMACコアで構成されており、高頻度取引(HFT)、高速取引(HST)、市場データ処理、Tick-to-Trade(T2T)システムなどのFinTechアプリケーションに最適です。

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