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デザイン・ゲートウェイ Hot!ニュース
2024年7月号 (2)
【新製品リリース】
次世代インターネット・プロトコルQUICで高度なセキュリティ通信機能を
完全ハードウェア・ロジックで実現「QUIC IPコア」

AMD FPGA向け QUIC IP について詳しくはこちら | Altera FPGA向け QUIC IP について詳しくはこちら


QUIC Client 10Gbps IP コア (QUIC10GC-IP) は、TLS 1.3セキュリティを備えたQUICプロトコルを、FPGAベースのクライアント・アプリケーション向けに、完全ハードウェア・ロジックで提供します。本IPコアは、TLS 1.3ハンドシェイク処理、ペイロードデータの暗号化/復号化、QUICレイヤーとUDP/IPレイヤーの管理といった複雑な処理からCPUを完全にオフロードします。

主な特長
  • 完全ハードウェア・ロジック、CPUおよび外部メモリー不要
  • TLS1.3 cipher suite: TLS_AES_128_GCM_SHA256
    鍵交換: X25519 | 鍵導出関数: HKDF with SHA256 | 暗号化/復号化: AES128-GCM
    自己署名証明書: RSA2048 | 署名アルゴリズム: rsa_pss_rsae_sha256
  • 4ストリームの多重化に対応 (Stream ID 0-3)
QUICとは?
QUICはTCP/UDPに代わる次世代のトランスポート層プロトコルです。従来のTCPプロトコルのいくつかの欠点を克服し、より高速で信頼性の高い通信を提供します。


なぜQUIC?
今日のデジタル環境では、従来のTCP/IPプロトコルではヘッドオブライン・ブロッキングなどにより、データの遅延や非効率が発生しています。QUICプロトコルはこれらの問題を解決し、中断のないデータ伝送、輻輳(ふくそう)制御の改善、TCP以上のセキュリティを提供します。これにより、ネットワーク効率が大幅に向上し、より迅速で信頼性の高い通信が可能になります。
QUIC プロトコルのアドバンテージ
優れた輻輳(ふくそう)制御
ネットワークの混雑に対応し、安定した通信を維持します。またヘッドオブライン・ブロッキングを解消し、データの順序待ちによる遅延を防止します。
高速な接続設定
QUICは、1回のラウンドトリップで接続を確立することができ、初回接続時の遅延を大幅に削減します。再接続の場合、0-RTT再開もサポート(オプション)しており、さらに迅速に接続を再確立できます。
強化されたセキュリティ
QUICはTLS(Transport Layer Security)1.3を統合し、通信の暗号化と認証を初期接続から行います。これにより、セキュリティが向上し、中間者攻撃などの脅威に対する耐性も強化されます。
アプリケーション例 / パフォーマンス
リアルタイム・ビデオ・エッジ・コンピューティング
リアルタイムのビデオ映像をネットワーク経由でサーバーに送信する、エッジ・デバイス内にQUIC-IPを使用することにより、ミッション・クリティカルなデータ転送を安全に行うことが可能になります。
CPU負荷0%! 10Gbps帯域をフルに活用
QUIC-IPは、MsQuic等各種サーバーとの通信速度を向上させ、CPUに負荷をかけることなく10Gbpsイーサネットのフルスピードを実現します。
QUIC IP YouTube 動画
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QUIC10GC-IP [紹介]

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QUIC10GC-IP [評価デモ]

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